昨今、「循環式」や「かけ流し」など、お湯の質が問題にされているが、この温泉には関係の無い話である。なにしろ宿の前には、プールほどの大きさの露天風呂からお湯がこんこんとあふれ出ているのだ。
まさしく「かけ流し」である
・・・というか垂れ流しといった方が近いでしょうか(^^;
その温泉宿は、那須の北温泉である。日帰り入浴大人一人700円。
ただし、このお湯に浸かるのには、ちょっとした条件が必要である。
その条件とは、宿まで直接車で行けないのである。
駐車場に車を止め、山の坂道を(行きは下りで帰りはその反対で上り坂となります・・・)
1キロ程トボトボと徒歩で行きます。
えっ!1キロも歩くの!
・・・というのは都会のアスファルト道を考えるからである。
駐車場から宿までの山道を行く間の景色は、−−−春には萌でる新緑が、秋には身が染まるような紅葉が−−−迎えてくれるので、見惚れているうちに、あっというまに宿に着いてしまうのである。
そして、小疲れが出たところで温泉に浸かる至福の時。
宿には数箇所のそれぞれ趣の違うお風呂があるので、館内で湯めぐりが出来るのである。
全部のお風呂を回った後には、心も体も芯からやすらぐのであります(^^)
ところで宿の雰囲気ですが、一言ではちょっと説明できない変わった雰囲気なのである。数年前フジテレビで市川染五郎が主演の陰陽師という
ドラマを放送したとき「杉村旅館」として出ていたのがこの北温泉なのである。
このドラマを見た時、「おおっ! 宿の雰囲気を良く掴んでいるな」と、思った。
確かにこの宿には、出そうな気配が漲っているのである(^^;
ただし、宿泊客や入浴客で四六時中混んでいるので、よもや本物が出ることは無いであろう(^^)
この雰囲気は日本人より外人受けするのであろうか?宿のホームページを見てみると、パリ、マルモッタン・モネ美術館の学芸員や、なんと台湾の著名な映画監督候考賢(ホウシャオシュン・・・一青窈主演の珈琲時光の監督)までも宿泊しているのである。
那須に来たなら足を伸ばす価値のある温泉宿です。
■宿のホームページ http://www9.ocn.ne.jp/~kitanoyu/


